昔の手帳が出てきて、見ていたら「市議会議員になりたい」と書いているのを見つけて、きっとこれは自分じゃあない違う人の手帳だ。とそっと閉じたフランクです。
そんなキャリアプランを考えていたことがあったようですが、キャリアプランってどういう風に計画したら良いかわからなくなりませんか?
自分のキャリアアップのための計画を作成する
まず、キャリアプラン(キャリアだけではなく、スキルや知識でも同じように考えることができます)を計画するためにやることがあります。
自分の現在のレベルを評価することです。そのためには、現状がどうなっているかを棚卸して、自分の現在のレベルが同意状況にあるのかを自問自答していきます。
自分自身に問いかける質問は次の4つです。
- 自分の価値観は仕事にどうつながるのか。
- 自分は何に関心があるのか。
- 自分が得意なことはなにか。
- どのようなライフスタイルを望んでいるのか。
自分の価値感は仕事にどうつながるのか
自分の価値観が仕事にどうつながるのかを考えるには、お金や家族など、価値観がどこにあるかを見極める必要があります。
この自分の基本的価値観に沿った仕事に就くことが理想的です。自分にとっても最も重要なことを明確にすると、基本的な価値観を確認するのに役立ちます。
自分は何に関心があるのか
あまり考えることはないかもしれませんが、自分が何に関心を持っているのか、この機会に考えてみます。中には、仕事が楽しく、わくわくして、活き活きと感じられる人もいることでしょう。
このとき、注意しておくことがあります。関心があることは、自分が得意である必要はない。ということです。自分が幸せだと感じられるか活動を思い浮かべ、情熱を感じられ、そこから本当に自分にとって魅力的なものを絞り込ます。
自分が得意なことはなにか。
得意なこと、と言ってもパッと思いつかないかもしれません。そこで、まずは2つの面から考えるようにします。
ソフトスキル:複雑な問題を解決できる。柔軟な態度を維持できる。明確にうまく話せる。複数のタスクに対応できる。積極的に話を聞ける。
ハードスキル:特定の業務に特化したもの。
どのようなライフスタイルを望んでいるか。
最後に、どのような生活を求めているかを考えます。勤務スタイルの柔軟性、出張の必要性、勤務地など。仕事のために犠牲にできる事は何か。逆に、生活のために仕事を犠牲に出来るか。
自分の強みを明確にする
自分の強みを知ると、満足感や充実感が得られやすくなります。自分の能力と関心が一致するところが自分の強みである、ということがポイントです。
では、自分の強みを明確にするにはどうしたらよいのでしょうか。なかなかすぐに「これが私の強みです。」と言える方は少ないのではないでしょうか。そこで、同僚や友人からのフィードバックをもらうようにするのも1つの手です。
自分の強みがわかれば、自分の強みを生かして、より満足度の高いキャリアに向けて進んでいくことが出来ます。
自分の弱点を認識し、対処する
弱点を無視していると失敗につながります。弱点を曖昧にしていると、思わぬところで障害となってしまうからです。
仕事において言えば、自分が理想とする仕事の最低条件を満たせていないところが弱点となります。
例えば、トレーニングを受けていない。最新情報をキャッチできていない。コンフリクトへの対処に苦労している。といったことがありえます。
自分の弱点を見つけるには、自分を一番よく知る自分自身からスタートすることが必要です。自分を良く知るために次のことをすることが役に立ちます。
- 自分の苦労しているタスクを抜き出す。
- 直近の業務評価を振り返って自分の弱点や改善が必要な分野に関する指摘を確認する。
弱点だった分野で強みを築ければ、自分の理想の仕事を目指すうえでの必勝法となりますし、仕事以外においても同様です。
将来のキャリアのビジョンを描く
弱点を探し出したら、まとめてキャリアプランを作成してみましょう。
将来のビジョンをまとめる。
明確なビジョンがなければ行き詰まるか、残念な結果に終わってしまうことになりかねません。
ビジョンがあれば、具体的な仕事や資格等を目指して進むことが出来ます。
まずは自分に正直になり、価値観、関心、希望のライフスタイル、強みと弱点、個人の資質を考慮する。
この時、気を付けないといけないことは、常に状況は変化しているのでビジョンが変わる可能性があることを覚えておくことです。
ビジョンがまとまれば、そのビジョンを達成するためのアクションプランを作成します。このとき、ゴール到達に向けたタイムラインを必ずいれるようにしてください。期限のないゴールにはいつまでたってもたどり着きません。
自分のアクションプランのタイムラインを設定する
アクションプランとは、全体のビジョンを実現するために達成する必要があるゴールと目標の詳細をまとめたもののことです。
- ゴールを明確に設定する。
- 目標を達成するためのアクションを設定する。
- 最終目標から逆算して進める。
- アクションごとに優先順位を付けて、大まかな日付を設定する。
- 自分自身の変化、周りの変化に合わせてアクションプランを修正する必要が出てくることを理解しておく。
期限のないプランはただの夢です。期限を設けることで、現実的な目標を設定しやすくなり、実現に向けて取り組める達成可能な目標。
タスクを完了するごとに理想に1歩近づいていくので、チェック出来るようにしておいて、少しずつでも達成していっている、目標に近づいている。と認識出来るようにしておくことがポイントです。
まとめ
- 自分自身の価値観がどこにあるのかに気づく。
- 自分の強み、弱み、関心がどこにあるのかを考える。
- 日付入りのアクションプランが書かれたキャリアプランを作成する。
“昨日より今日、今日より明日の自分が成長するためにすべきこと” への1件のフィードバック