時間がない人の効率的な資格試験に受かる方法 -ビル管試験に挑む-

どうも~、フランクです。しがない勤め人のために、ついに逃げられなくなりました。「資格をとってきなさい」という神託がおりたので、資格取得に向けてこれからの生活を変えていきたいと思います。

何の資格を取る必要があるのか、ですが今回は通称ビル管と呼ばれるものです。正式名称は建築物環境衛生管理技術者という、非常に長い名称の資格です。

一応、厚生労働省管轄の国家資格であります。

ビル管ってどんな仕事なの?

正式名称の通り、建築物の環境や衛星を管理する専門技術を使った仕事です。

3000㎡以上の施設には必ずビル管を設置しないといけない。

建物の維持管理をどうやってしていくのかを計画する。

建物の現状の測定を決めて、検査を実施していき、結果について評価をする。

検査で見つかった問題点をどうやって改善していくべきかの改善案を作成し、ビルオーナーに意見を申し立てる。

このようなことを行うのが仕事です。ビルの維持管理をになう、言わばビル(建物自体)の最高責任者です。

試験の内容は多岐にわたります

ビルのすべてについて検査をしたり、改善を促すためには、ビル全体について知っておく必要があります。
つまり、試験内容も多岐にわたるということです。

  • 空気調和設備管理
  • 給水、給湯設備管理(貯水槽の維持管理を含む)
  • 排水設備管理(浄化槽の維持管理を含む)
  • ボイラ設備管理
  • 電気設備管理(変電、配電等のみの業務を除く)
  • 清掃及び廃棄物処理
  • ねずみ、昆虫などの防除

はい、これだけあります。エアコンや換気について知っていないといけないし、お水・お湯をどうやって適温に保つかとか、きれいな状態を維持するか。使った水はどうやって処理していくかとか、清掃はどうやってしないといけないか。

お湯をわかす機械の整備はどうやってしていくか、ボイラーの状態は正常に保たれているかを確認する測定を行ったり。

ブレーカーに問題ないか、照明は快適な明るさになっているか。

はい、もう書ききれません。ビルの建物自体、ビルの環境、ビルの衛生など、すべてにおいてがビル管の範疇のために、試験範囲は非常に広いです。

どうやって効率的に勉強するか

そんな非常に範囲が広いビル管の試験に対して、どうやって勉強していくのか。ここがポイントとなります。

  • 過去問からスタートする。
  • エビングハウスの忘却曲線を利用する。
  • 常に小テストを行う。
  • iPadを利用する。

まず、過去問からスタート

と言っても、過去問に挑戦するわけではありません。ビル管の試験は非常に範囲が広いので、まずは過去問を見ていきます。

ここでのポイントは以下です。

  • どんな問題が出るのかを確認する。
  • 自分の知識を確認する。
  • 自分の知識との差を確認する。

つまり、過去問をしっかりと解いていくわけではありません。

ここでは、目標としている試験の全容を掴むことと、自分が何を知っていて、何を知らないかを明確にすること。

今から登る山の高さもルートも知らなかったら、山の頂上にはたどり着けません。彼を知り己を知れば百戦殆からずです。

エビングハウスの忘却曲線を利用する

エビングハウスの忘却曲線ってご存じですか?

最近でこそ、色々と取り上げられており、正しい意味が広がってきたように思えますが、フランクの周りにはまだまだ間違って伝わっているように思えます。

エビングハウスの忘却曲線とは、文字をそのまま見れば、どれぐらいの時間がたてば、どれぐらい忘れていくか。というように思えます。

よく1時間たったら、44%しか覚えていなくって、1日たったら、34%しか覚えていない。というやつですね。

本当は、エビングハウスの忘却(した後に覚えなおすにはどれぐらい節約されるか)曲線という意味合いです。

意味のない文字の羅列を100個覚えるのに、100分かかりました。その後、1時間後に再びすべて覚えなおすのには44%の時間を節約できる。つまり、56分ですべてを覚えられる。というものです。

結局、忘れていくということには変わりないので、ようは反復して覚えていかないといけない。ということには変わらないですけど・・・。

この忘却曲線は2度、3度と覚えなおしをすると、以後の曲線が緩やかになっていきます。つまり、節約率が100%に近い状態を維持できる。常に覚えている状態を維持できるようになります。

資格試験に向けて勉強するためには

  1. 勉強する
  2. 夜、寝る前に復習する(寝ている間に記憶が定着するため)
  3. 1週間後に復習する
  4. 1か月後に復習する

この復習ポイントを抑えることによって、記憶の定着を目指します。

なんだかんだ言いましたが、結局復習は必須です。

常に小テストをする

テスト、嫌いです。ええ、昔から嫌いです。

でも、記憶を定着させ、自分のものにするためには小テストが非常に有効です。

学生の頃のフランクの勉強方法は変わっており、特に暗記がメインの歴史などはひたすら教科書を眺め続けました。そうすると、頭の中で教科書を開けるようになります。

例えば、大化の改新は何年に起こった?という質問を受けたら、「ああ、大化の改新は確か50ページらへんの右ページの上から5段目ぐらいに書いてあるよ?」という質問と回答がまったく一致しない答えを返していました。

フォトグラフィックメモリーのような優秀なものではないので、その最劣化版といったところでしょうか。

もっと効率的にならないかな~、と考えていたのですが、都度振り返りをするとより早い時間で覚えるようになることに気づきました。

それは、自分で自分に小テストを行うことです。見開きページを眺めたら、次のページに移り、眺める前に「さっきのページって何が書いてたかな、大事な部分はどこだった?あの事件の概要は?

これをすることで覚えるまでの眺める回数が減ります。

覚えた・見たばかりなので、正解率が非常に高いと思います。「おれすげーーー」を体感して、やる気を生み出していきます。

子供の絵本の読み聞かせの時にも、ページをめくるたびに子供に質問するのも良いですよ。

iPadを利用する

参考書とか、テキストとか、過去問とか重たくないですか?
出掛ける時にこれらの本を数冊持って行くのって邪魔で、重たくないですか?

フランクは、すべてを裁断して、スキャンしてiPadに取り込んじゃいます。OCR機能を使ってPDF化してしまえば、あとから単語検索も出来るので、非常に便利です。

これは説明すると非常に長くなるので、後日記事にしたいと思います。

まとめ

  • 過去問を利用して、今の自分のレベルを知り、試験範囲の全容を掴む。
  • 1日、1週間、1か月後に復習して、記憶の定着を目指す。
  • 何かにつけて小テストを行う。